テレアポは、従来多くの会社で採用されているメジャーな営業手法の1つです。見込み顧客に対してダイレクトにアプローチできる、コストを抑えられる、短期間で結果が分かるなど、活用するメリットは多いといえるでしょう。
その一方で、テレアポは高いトークスキルがなければ結果に結びつきません。さらに、断られた際の精神的ダメージが大きいことも特徴として挙げられます。これらの問題を解決するためには、テレアポ代行サービスを利用するといいでしょう。
ここでは、テレアポ代行サービスを利用するにあたって気になる料金相場や料金形態についてまとめました。おすすめのテレアポ代行サービスもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
コール課金型テレアポ代行の料金相場
テレアポ代行サービスを利用する際には、予算内におさまるかどうかを検討する必要があります。ここでは、テレアポ代行サービスの相場を料金形態ごとにまとめました。
コール単価の料金相場
テレアポ代行サービスの料金形態としては、コール課金型が最も一般的だといえます。コール課金型では1コールあたりの単価が設定されており、コール件数に応じた料金を支払います。1コールあたりの相場は100円~120円で、予算に合わせたコール数を依頼できます。ただし、アポイントが取れた場合に別途成功報酬を支払わなければいけない場合もあるので注意が必要です。またアポイントがまったく取れなかった場合でも返金されないため、リスクがあることは理解しておく必要があるといえるでしょう。
その他課金形態の料金相場
コール課金型以外の料金形態としては、成果報酬制と固定報酬制の2つがあります。成果報酬制とは、取れたアポイントの数に応じて料金を支払う料金形態のことを指します。1件あたりの料金は販売する商品やサービスによって大きく異なり、1万円~数万円が相場となっています。成果が出た場合のみ料金が発生するため、依頼側にとってリスクが低いといえるでしょう。ただし、成功確率が低いと判断された場合にはサービスの提供を拒否される場合もあります。
固定報酬制とは、固定費用を払ってテレアポ業務を委託する料金形態です。コール課金型や成果報酬制の場合にはコールのみのアウトソーシングとなりますが、固定報酬制であればデータ集計や内容の分析まで依頼することが可能です。マーケティングとしてのデータベースを作成したいのであれば、固定報酬制が向いているといえるでしょう。しかし相場はコール課金型や成果報酬制よりも高く、数十万円以上の費用が発生することもあります。
テレアポ代行サービス比較【コール単価別】
ここでは、コール課金型を採用しているテレアポ代行サービスを厳選してまとめました。テレアポ代行サービスの利用を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
株式会社ビズコール
株式会社ビズコールは10年以上の実績を持つ会社で、2%~5%という高いアポ率を維持しています。そのため顧客企業からの信頼も厚く、リピート率は90%以上となっています。大量依頼にも対応しているため、1万件以上の大量ロットでも安心して任せることができます。
また業界最安値を目指しており、1コール単価は99円です。月額固定費用や通話料、通信料、法人リスト費用、成果報酬費用などは一切かかりません。リーズナブルに質の高いサービスを提供しているため、高い費用対効果が期待できるといえるでしょう。
株式会社FTJ
株式会社FTJは、BtoB特化型コールセンターです。営業担当は全員テレアポリーダー経験者であり、営業戦略について熟知しているためアポ率の高いリストを作成してくれます。また、使用するスクリプトはサービス内容やターゲットに合わせてしっかりと作りこまれています。
料金プランはリスト単価プランとなっており、1リストあたり200円~400円です。詳細はサービス内容やスクリプト、件数ボリュームによって異なるため、まずは見積もりを取るといいでしょう。
有限会社リンクアップスタッフ
有限会社リンクアップスタッフは、平均アポ率3.1%という高いアポ率を誇るテレアポ職人・竹野恵介氏が率いる会社です。テレアポ教材も多く販売しており、豊富なノウハウや高いスキルがあるため安心して任せることができます。
料金は、初期費用45,000円、1コールあたり360円となっています。初期費用にはスクリプト作成や打ち合わせ、流れの構築、システム登録料などの費用が含まれており、アポイントが取れた場合の成功報酬は発生しません。なお有限会社リンクアップスタッフのサービスには「全額返金保証」がついており、万が一1件もアポを取れなかった場合には初期費用を含めて全額返金されます。
NetReal株式会社
NetReal株式会社は、会員登録手続きを行うだけですぐに利用できる「NetReal+」というサービスを提供しています。テレアポやフォローコールをプロに任せられるだけではなく、電話での業務連絡やテレアポリストの収集も依頼できます。
料金体系はポイント制となっており、購入したポイントを消化することでサービスを利用できます。1ポイント=1円で、かけ直しを行わない1コールプランは1件あたり150ポイント、1回までかけ直しを行う2コールプランは1件あたり200ポイント、2回までかけ直しを行う3コールプランは1件あたり250ポイントとなっています。
株式会社ambient(アンビエント)
株式会社ambient(アンビエント)では、法人向けテレアポ代行サービスを提供しています。各業種のテレマーケティングを熟知した専属スタッフが営業を代行するため高い効果が期待でき、契約数前月比421%アップなどの実績も多数あります。
料金は1件(3コール)あたり250円~で、依頼ボリュームによって単価は変動します。初期費用はかからず、最低契約期間の縛りはありません。また、スクリプト作成やリスト作成、データベースによる詳細リストの保有などもサービスに含まれています。
株式会社soraプロジェクト
株式会社soraプロジェクトは、インサイドセールスやマーケットリサーチ、テレアポ代行などのサービスを提供している会社です。テレアポ代行サービスにおいては売上に直結するアポの獲得を目指しており、成功体験をもとにした営業戦略の提案や策定も行っています。
コール単価は1件(3コール)あたり350円~400円で、最小ロットは300件です。また、コールスタッフ研修費用、スクリプト作成費用、システム利用料などが含まれる初期費用は39,000円~、改善費用、日報費用などが含まれる月額費用は20,000円となっています。
テレアポJAPAN・トップコール
テレアポJAPAN・トップコールのテレアポ代行サービスでは、平均勤務年数3年以上の経験豊富なスタッフがテレアポ業務を代行します。また少数ロットでもトークスクリプト設計やコール実施日の日次経過報告、リアルタイムでのアポイント獲得報告などが行われるため、快適にサービスを利用できます。
料金は1コールあたり100円~、2コールパックで150円~、3コールパックで200円~となっています。それぞれ、キーマン調査・在籍確認コール、BtoB(総務・営業担当者など)向けの新規テレアポ、BtoB(社長・役員などの決裁者)やBtoC向けのテレアポに向いているといえます。
株式会社WillWind
株式会社WillWindでは、商談につながるアポイントの確保にこだわってテレアポ業務を行います。名刺交換や挨拶のみではなく、30分以上を目安とした時間を確保するため、しっかりと商談を行うことができます。無駄なアポイントの確保を行わないため、効率よく受注率をアップさせられるといえるでしょう。
料金形態は複数用意しており、「完全成果報酬導入料金システム」、「成果報酬料金導入システム」、「従量課金導入料金システム」の中から自社に合ったものを選ぶことができます。なお、初期費用や名簿料金、トークスクリプト作成費用などは無料となっています。
株式会社アソウ・ヒューマニーセンター
株式会社アソウ・ヒューマニーセンターでは、人材派遣、技術者派遣、就職・転職支援など、幅広い人材サービスを提供しています。テレアポ代行サービスはBtoB新規開拓に特化しており、平均4.8%という高アポイント率を維持しています。グループ全体取引企業数は11,000社に上り、実績としては申し分ないといえるでしょう。
料金プランはコール費用+成果報酬プランとなっており、1社あたり100円+成果報酬となっています。例えば1,000社にアプローチしてアポイントを1件獲得できた場合、費用は約115,000円となります。なお他料金プランも用意してあるため、詳細については直接問い合わせるといいでしょう。
株式会社シルバーライニング
株式会社シルバーライニングでは、テレアポ代行サービスや営業代行サービスを提供しています。テレアポのみを代行するのではなく、営業戦略立案、ターゲティング、リストアップ、トークスクリプト作成などのコンサルティングサービスも提供しているため、高い顧客満足度を誇っています。
料金プランは、「件数型」、「アポ取得課金型」、「時間型」の3つから選ぶことができます。件数型は既存客リストや名刺取得リストに基づいたテレアポに、アポ取得課金型はアポイント取得に特化する場合に、時間型はテレアポ以外の付帯作業が発生する場合に向いているといえます。目的に応じて最適な料金プランを選んでください。
コール課金型ではないおすすめテレアポ代行
少数派ではあるものの、コール課金型ではないテレアポ代行サービスも存在します。ここでは、固定報酬型および成果報酬型を採用している「コムレイズ・インキュベート」をご紹介します。
コムレイズ・インキュベート
コムレイズ・インキュベートでは事業の持続的な成長を目指したサービスを提供しており、フィールドセールスとインサイドセールスの両方に対応しています。テレアポ代行サービスも行っており、継続率95%以上という高い実績を誇っています。サービス品質の高さは折り紙付きだといえるでしょう。
料金形態は固定報酬制と成果報酬制の2つがあり、固定報酬制のテレアポ代行サービスには戦略・戦術設計、トークスクリプト作成、トークスクリプト改善、レポーティング、リスト提供、商談クロージング対応などが含まれ、料金は40万円~となっています。成果報酬制の場合はアポ単価15,000円~で、戦略・戦術設計およびレポーティングについては要相談となっています。
テレアポ代行以外の効果的サービス
効果的な営業手法として多くの企業が行っているテレアポですが、長期的に業績を伸ばしていくためには他の営業手法も取り入れる必要があります。ここでは、営業活動を効率化するためにぜひ利用したいツール「APOLLO SALES(アポロセールス)」をご紹介します。
APOLLO SALES(アポロセールス)
APOLLO SALES(アポロセールス)は、人工知能を用いて自動的に顧客リストの作成・アポイントの獲得をできる画期的なサービスです。顧客リストを作る際には、インターネット上から数十万社以上の企業情報を収集してアポイント獲得の可能性が高い企業を抽出します。その後、顧客リストにメール送信・お問合せフォーム投稿などの方法で自動的にアプローチします。
APOLLO SALES(アポロセールス)を利用することによって手間のかかる作業を一気に効率化できるため、中小企業が悩まされがちな営業リソース不足の問題を解消できます。利用料金は契約期間などによって異なりますが、月に数万円から利用できるリーズナブルなサービスであり、どの企業にとっても導入しやすいといえるでしょう。
まとめ
テレアポ業務は、自社のみで行うと大きな負担になることが少なくありません。また、コール件数に対して取れるアポイントが少なく悩んでいるという企業も多いのではないでしょうか。そのような場合は、テレアポ代行サービスを利用するのがおすすめです。それぞれの会社で特徴や強みが異なるので、よく比較検討したうえで自社に合ったテレアポ代行サービスを選択してください。
そして、効果的な営業手法はテレアポだけではありません。従来行われているメール営業や、最近よく耳にするようになったお問合せフォームアプローチも効果的だといえます。他のサービスの利用も考慮に入れつつ、効果を最大化する営業手法について見直してみてはいかがでしょうか。