新時代に必須のオンライン商談ツールとは?10社を徹底比較!

オンライン商談ツールは新時代に必須のツールとなっています。オンライン商談ツールを利用することで、業務の効率化が可能です。しかし、オンライン商談ツールには数多くの種類があるので、どれを利用すればよいのか迷ってしまう人も多いでしょう。

この記事では、オンライン商談ツールとはどのようなものかについての紹介、そしてオンライン商談ツールの種類についても詳しく解説をしていきます。

オンライン商談ツールとは

オンライン商談ツールとは、オンライン上で客先との商談を可能にするツールです。これまでの商談は、相手と直接会って話をするのが一般的でした。しかし、相手が遠方にいた場合はそもそも訪問することが難しいですし、お互いの都合を合わせなければ会えません。このような理由があり、直接会うことによる商談は、数多くのデメリットを抱えていました。

それを解決するために生まれたのがオンライン商談ツールです。電話とパソコンとネット環境さえあれば、出先であっても商談が可能になりました。オンライン商談ツールが生まれたことにより、商談が非常に行いやすくなったといえるでしょう。

主な機能

オンライン商談ツールの主な機能は、相手の顔を見ながら通話ができることです。しかし、それだけではテレビ電話と変わりません。オンライン商談ツールは、自分が所有している資料を画面上で相手に共有することができるのです。直接会って行う商談でも、自社の商品などの資料を相手に見せながら行うと思いますが、それと同じことをオンライン上で行えるのです。

メリット

オンライン商談ツールのメリットは主に4つです。

1つ目は商談件数の増加です。オンライン商談ツールを利用しての商談は移動が必要ありません。そのため、北海道の相手と商談を行なった後に沖縄の相手と商談を行うというような、直接会って行う商談では絶対に無理な商談が成立します。これによって非常に効率よく商談を行えるようになったため、商談件数は増加します。商談件数が増加しなかったとしても、移動にかかっていた時間がゼロになったことに変わりはないので、その時間を提案書の質を高めたり、新たな企画や製品を考案したりするのに使えます。結果的に時間が生まれたことで、商談自体が成功しやすくなっているといえるでしょう。

2つ目は遠隔地の顧客の獲得です。先ほど例にも出しましたが、北海道だろうと沖縄だろうと、例え海外であってもオンライン商談ツールを使用する以上は関係ありません。実際に足を運んで商談をする場合は、交通費や宿泊費などのコストを契約で回収できるかなども考えなくてはいけませんが、こういった悩みを解消してくれるのもオンライン商談ツールの強みといえるでしょう。

また、今までは獲得を諦めていた地方の顧客に対して、ホームページなどを通じてアプローチが可能です。オンライン商談ツールを導入したのであれば、ホームページにその旨を記載しておくとよいでしょう。地方はそもそも、直接会っての商談が難しい環境であることが多く、都心よりもオンライン化が進みつつあります。オンライン商談ツールを利用した商談を受け入れてくれる客先は多いでしょう。

3つ目が営業活動のスピード化です。オンライン商談ツールを活用することで、営業活動そのもののスピード感が格段にあがります。従来の商談であれば、商談にこぎ着けるまでに非常に時間がかかりました。電話をかけて相手とのスケジュールを合わせなくてはいけないのですが、もし興味がない話だと判断されてしまった場合は、相手も時間を無駄にしたくないため、その時点で断られてしまっていました。商談にたどり着くまでに、多くの時間がかかっていたのです。

しかし、オンライン商談ツールがあれば予定を合わせる難易度も下がります。数分の商談も簡単に行えるので、結果的に受注までにかかる時間を大幅に短縮できるのです。

4つ目が記録の効率化です。オンライン商談ツールを使って行なった商談は、ツールによっては録画可能です。これを新人の教育に活用することで、営業のノウハウを映像資料として見せることができます。実際にどのようにして営業を行なっているのかを見せることは、何ものにも変えがたい知識になります。これまで、多くの営業マンは先輩が営業する様子をそばで見せてもらっていたでしょう。しかし、オンライン商談ツールを使った方法であれば同じ映像を何人もの新入社員に見せることが可能なので、生きた営業マニュアルとして効果的に活用することができるでしょう。まさに企業にとっての財産ともいえる存在です。

これらがオンライン商談ツールを活用するメリットになります。

おすすめオンライン商談ツール6選【有料版】

オンライン商談ツールに興味を示した人がまず考えるのは、どのオンライン商談ツールを使用すればよいのかという点でしょう。ここでは、おすすめのオンライン商談ツールについて詳しく解説をしていきます。

また、ここで紹介するのは有料版です。まずは試しに利用してみたいという方は、下記に記載がある無料版を参考にしてください。しかし、有料版は無料版と比べて性能が高いので、いずれは有料版のオンライン商談ツールを使用することをおすすめします。

bellFace(ベルフェイス)

ベルフェイス(bellFace)bellFaceの特徴は、相手がアプリインストールを行わなくてもよいという点です。自社だけがアプリをインストールしていればいいので、相手に余計な手間を与えません。また、接続も非常に簡単であり、相手にはブラウザ検索をして接続ボタンを押してもらうだけで通話が可能です。もちろん、そのURLをメールなどで送付しておけば、さらに手間はかからないでしょう。

先ほどのメリットでも紹介した、営業内容を録画する機能も搭載されています。社員の教育に活用することもできますし、自分が反省するときにも使用できます。また、商談相手が営業担当の資料を自由に操作できるので、対面の場合と同じような体験が可能です。対面での商談に近い体験をしたいという方は、bellFaceを利用するのがおすすめです。

Calling(コーリング)

コーリングミーティング(callingmeeting)Callingは、1:1のビデオ通話から少人数のWeb会議、さらに人数を増やして30人までのWeb会議とかなり幅広い用途で使用できるツールです。新型コロナウイルスの影響でテレワークを導入する企業が増えつつあります。そのテレワークのツールとしても利用できることが、Callingの特徴です。オンライン商談だけではなく、幅広い用途で利用できるということがCallingならではの魅力でしょう。

Microsoft Teams

Microsoft TeamsMicrosoft Teamsは無料版と有料版が存在します。そのため、まずは使い勝手を試したいという方は、無料版から始めるのをおすすめします。Microsoft Teamsも他のツールと同様に画面を共有しながらの会議などが可能なのですが、チャットやビデオ通話、ストレージ、ファイル共有などの機能は無料でも利用できるということが特徴的です。

もちろん、有料版になれば、チーム用のファイルストレージを作成できるなどのメリットもあるので、Microsoft Teamsを使い慣れてきたと感じたら有料版に切り替えるのをおすすめします。

ONTALK(オントーク)

ONTALKONTALKは、オンライン上に必要なすべての書類を提示しながら相手と会話できるツールです。そのため、プレ営業としての利用もおすすめです。また、資料ファイルを複数人で共有できるというメリットもあり、ペア営業にも対応しています。

また、導入のハードルが低いということも特徴です。専用ソフトを購入したり、専用サーバーを導入したりする必要がないので、誰でも簡単に利用できます。そして操作方法も非常にわかりやすくなっています。クライアント側もONTALKのWebページからナンバーを入力するだけでルームに入ることができるので、メールアドレスを知らない顧客に対しても簡単にアプローチできます。また、自動音声議事録によって打ち合わせ内容を正確に記録しており、それをテキストファイルとしてダウンロード可能です。備忘録として使うこともできますし、正確な議事録を作成するうえでも非常に便利な機能です。

VCRM

VCRMVCRMの最大の特徴はクラウドサービスであるという点です。そのため、アプリのインストールが必要ありません。また、ユーザー登録数無制限という特徴もあり、非常に低コストでの運用が可能です。もちろん、ユーザーごとにログの保存が可能になっており、複数人であっても便利かつ安心して利用が可能です。

RemoteOperatorSales

RemoteOperator SalesRemoteOperatorSalesは、非常に始めやすいことを売りにしているツールです。このツールも無料版が提供されており、オンラインでも簡単に体験が可能になっています。使い勝手を確認してから導入するかどうかを選べるので、失敗するリスクの少ないツールであるといえるでしょう。

無料で使える!オンライン商談ツール4選【無料版】

有料版のオンライン商談ツールについて紹介してきましたが、続いては無料版のオンライン商談ツールです。先ほど紹介したものの中にも無料版がありましたが、ここで紹介するオンライン商談ツールは無料版を利用している人が非常に多いという特徴があります。

非常に始めやすいというメリットはあるのですが、機能面で使いづらさを感じることもあるので、どのツールを利用するかはよく考えましょう。

Zoom

Zoomまずは、Zoomです。新型コロナウイルスが流行した後に、テレワークの手段として急速に普及しました。そんなZoomですが、相手の顔を見て通話が可能というオンライン商談ツールに最低限必要な機能は備えています。しかし、Zoomはあくまでもオンラインセミナー、オンラインミーティングをするためのアプリという一面があります。そのため、主催者側には数多くの機能が備わっているのですが、受け取る側の機能はあまり充実していません。

しかし、IDなどの交換を行わなくても利用が可能なので、無料のオンライン商談ツールの中では非常に使い勝手のよい部類であるといえるでしょう。

Googleハングアウト

Google Meet続いてGoogleハングアウトです。これは写真や絵文字、グループでのビデオ通話を通じて会話を楽しめるツールです。しかし、無料版の場合は、あくまでも友達同士の会話を想定した機能にしかなっておらず、ビジネスで有効に活用するためには有料版へのアップロードが推奨されます。実際にGoogleハングアウトの無料版を使ってビデオ通話を行なってみると、背景を消すことができないなどの問題が発生するため、別途別のアプリを導入しなくてはいけません。

しかし、Googleアカウントさえ持っていれば誰でも利用できるということは魅力的です。わざわざ作ってもらわなくても、Googleアカウントは持っている人も多いので、多くの人がGoogleハングアウトを利用できるでしょう。

Whereby

スクリーンショット 2020-04-03 15.39.25Wherebyはブラウザ完結型のオンライン会議サービスです。ブラウザ完結型ということが最大の特徴であり、自分のルームのURLをメールやチャットで送ると、相手はそれをクリックして開くだけで映像と音声で繋がることができます。ソフトウェアをインストールする必要もないので、無料ツールの中では非常に手軽な部類であるといえます。

しかし、無料版の場合はルームを1つだけしか開設することができないうえ、同時に参加できる人数が4人までとなっています。何人も参加する会議には不向きかもしれませんが、1対1の商談のみで利用するのであれば、非常に使い勝手のよいツールです。

Skype

Skype最後にSkypeです。Skypeは、特定の相手とビデオ通話をするためのアプリです。ここで重要なのは、特定の相手という部分です。SkypeはLINEなどのように相手のIDを知っていないと電話をすることができません。そのため、オンライン商談ツールとして利用するためには、相手のメールアドレスにIDを記載して送付するなどの手間が必要なのです。お互いにIDを登録するというのは、営業活動においては非常に手間です。オンライン商談ツールとして利用することも不可能ではありませんが、使い勝手はあまりよくないといわざるをえないでしょう。

まとめ

オンライン商談ツールには数多くの種類があります。しかし、その性能はさまざまです。ほぼすべてのツールでビデオ通話は可能なのですが、それだけではオンライン商談ツールとしては不十分です。充実した機能を求めるのであれば、やはり有料版が必要でしょう。

しかし、すぐに有料版に手を出すのも不安な方が多いでしょう。そんな方は、まずは無料版を利用してみて、使い慣れてきたら有料版にアップグレードすることをおすすめします。